MILANO BLOG HIGHLIGHT 老舗ファッションブランド「ヴァレンティノ」ショーウィンドーデザイナーさんとの出会いとコラボ/ 2006年

今日、仕事を終えてからいつものようにモンテ・ナポレーネ通りにショーウィンドウのリサーチに行ってみました。

こちらはサント・スピリット通りとモンテ・ナポレオーネ通りの角にあるヴァレンティノのミラノ本店ブティック。

そしたらなんと私の一番好きなヴァレンティノ本店のショーウィンドウの入れ替えをしているではないですかっ!!!

ということで近くで見たらデコレーション入れ替えの真っ最中。

「老舗ブランドショップのショーウィンドーデザインの仕事がしたかったら求人なんてどこにもない。デザイナーに直談判しかないよ。」

という現地の若手デザイナー仲間のアドバイスが一瞬頭をよぎりました。

 

とりあえず施工現場近くに立っていたヴァレンティノの関係者っぽい美人のイタリア人女性に声を掛けました。こんな素敵な方とお近づきになりたい・・・。

「すみません、ショーウィンドウのディスプレーデザイナーさんっていますか?」

「私がここのデザイナーだけど、何か?」

なんと、ディスプレーデザイナーご本人だったとは!意外な展開にびっくり。ディスプレー入れ替え現場では日本だとデザイナーも大工さん同様の作業着をきていることが多いのですが、このデザイナーさんはミニワンピにヒールのパンプス。まさに憧れのミラネーゼそのものです。

「あの、私日本から来たんですが元々ディスプレーデザインの仕事をしていて、ヴァレンティノのショーウィンドーが一番好きでいつも見ています。今ポートフォリオを持っているんですが見ていただけますか?」

「あら、そう。いいわよ!見せて。」

あっさりOK。30ページはあったんだけど、パラパラと一瞬でチェックされました。

「私はMartaよ、あなたの名前は?」

「Motokoです。」

握手。

「家も近いみたいだから明後日ランチしない?」

と彼女からのまさかの提案。

ここまで正味5分か10分くらい。

「じゃあ、また明後日ね!何かあったら電話してね。」

この二日後、近所のMOSCOVA地区でランチしてその数週間後にはMartaの個人事務所でデザインアシスタントのお仕事をはじめました。

Martaとは不思議な出会いでしたが彼女の「見た目」も話しかけるきっかけになったと思います。おしゃれで華やかだったのでプレスとか、レセプションの方だと思ったらまさかのデザイナーさん本人でした。いつか彼女のようになりたい、と本気で憧れています。

 

私のミラノに行くことのきっかけになったのが素晴らしいデザインを生み出す人がどんな人が見たい、知りたい。

という好奇心からでした。結果、まさか本当に「その人」に接近しコラボ出来ることになるとは・・。 思っても見なかった展開に今までに感じたことのない「生きている」感覚をお腹の底から感じました。本当に好き、っていう気持ちが伝わり一緒に仕事ができることになった。本気で願えば叶う。それを実感した出来事でした。